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小説の続き 


え~、いつもここに殆ど書かないけど、勿体無いことに気付いたので書きます。


この物語の元ネタについて。
それは

バッカーノ! というライトノベルの登場人物で
エルマーっていう人がいるんですよ

その人が
幽霊ってものがあったら死んでも終わりじゃない

的なことを言ってたんですわ。
コレに
主人公像が出来まして


テイルズ オブ ヴェスペリア
ってゲームに
キュモールって人がいて

「あ、コイツ超おもしれぇ!」
って、なったのね。



ウザイ貴族が書きたくなって

出来たのがこの話。








今、執筆してしびれた足を愛犬が蹴っていきました。

ではこの辺で、
本編をどうぞ





「あ、ああ、ああああああぁ……」
 扉の中にいたものを見て、アリシアは後退る。
 同じものを見ながらも、バルセロは淡々と、イリーナにいたってはつまらなそうに中を見ていた。
「やっぱ、番犬ってのはいるもんなんだな」
 彼の言う通り、中にいたのは犬である。黒く、精悍な番犬が一匹、地に伏せ目を閉じていた。
 それだけなら、何の問題も無い。
 この番犬の、異常なまでの大きさを除けば。
 伏せをしている今でさえ、その体高はバルセロの身長と同じくらいある。立てば、扉をくぐる事など出来ないだろう体躯。アリシアはコレを知っている。
 古代、遥かに発達していた魔導学で生み出された生物兵器。
 灰の荒野が生まれたのは、自然現象ではない。かつて、魔導学によって栄えた二つの大国が争い、片方の領土を国民ごと焼き払った為、生まれたと言われている。
 その争いが何年続いたかは知られていないが、その際に生み出された兵器が未だに遺跡を守っていることがある。
 アリシアは、盗賊団が入り込んだ遺跡でコレと戦っている所を目撃した事があった。武器を持った男が二十人。それを番犬はあっけなく食い殺して見せた。
「ば、バルセロさん、早く逃げましょう……!」
「なんでだ?」
「なんで、て、殺されちゃいますよ!!」
 廊下に、アリシアの声が反響する。
 番犬の閉じられていた瞳が、開く。色は、血のように赤い。
「む、お前の声で起きた様だぞ」
「え、えええええええええ?!!」
 番犬は彼らに向けて咆哮した。
「っ!!」
 金属を金属で引っ掻き回した様な、ひどく耳障りな声が壁を乱反射する。ぞっと、腰の辺りに寒気が這い上がり、その轟音にアリシアは思わず両耳を塞いだ。カラン、と杖が手を離れる。
「あ」
 右足一本で身体を支えられない。ぐらり、と体勢が崩れた。
 彼女を、番犬の赤い瞳が捕らえる。自らの大きさを判っているのか伏せをしたままに、生物兵器として開発された為、異様な鋭さを持つ爪が並ぶ前足が、扉を超えてアリシアを襲った。
「くぅッ」
 しかし、その呻きは狙われたアリシアのものでは無い。
「バルセロさん!?」
 爪が彼女に届こうとする時に、バルセロが割り込んでいた。
 バルセロに抱きとめられる形で庇われ、そのまま後方へ倒れたために左足を打ったがその激痛を押し殺し、バルセロの背中を揺する。
「ば、バルセロさん、バルセロさん!」
「だ、大丈、夫だ……」
 起き上がった彼の顔は蒼白で、痛みによる脂汗が浮かんでいた。
「ここならアイツの攻撃は届かないな」
「え……?」
 バルセロが立ち上がる。彼の纏っていた赤いマントは切り裂かれ、赤黒く血が汚していた。
「バルセロさん……怪我は」
「どうってことないさ」
 バルセロは万年筆を取り出し、くるくると回し始める。
「おい、犬っコロ」
 低い声で、バルセロは続ける。
「――――……このマント、俺のお気に入りだったんだぞ……!」
「………………はぁ?」
 アリシアが、思わず声を投げかけるがバルセロは無視した。
「イリーナ」
「ふむ」
 少し思案した後、彼女は答える。
「ヘルハウンド。B‐2・対人型。標準はもう少し小さいのだが、ここまで大きな個体は私も知らないな。突然変異か、ここ専用の特製かもしれない」
「わかった」
 睨み付けながらバルセロは番犬に近づく。
「足止めする。その間に頼むぞ、イリーナ」
「わかっている」
 獲物に戦意を向けられた事が癪に障ったのか、ヘルハウンドは再び咆哮した。赤く滾る獣の瞳とバルセロの蒼い双眸が合う。
「うるさい!」
 そう言ってポケットから取り出したのは、一枚の白い札。
 左手のそれは手のひらで隠せる程の面積しかない物であり、遠目から見ているアリシアには何に使うのか分からなかった。しかし、それには赤いインクで精緻な幾何学模様が描かれている。
 右手で持ったペンが札の表面を流麗に踊った。
 完成した幾何学模様が輝き、直後、真っ白な炎が札を舐め、灰の荒野にあるような白い灰に変えていく。
「バルセロ、ボサッとするな!」
 イリーナの声に、彼が顔を上げるとバルセロ自信の血に濡れた爪がすぐそばに迫っていた。
 ふ、と彼が笑う。
 その白い顔を鮮血が色鮮やかに彩った。
「どうだ、痛いか犬っコロ」
 答える様に、番犬は鳴りそこなった笛のような悲鳴を上げる。
 バルセロの手には、細身のサーベルが握られていた。札にかかれた方程陣によって生み出された一振りだ。
 それはヘルハウンドの爪と爪、指と指の間の柔らかい皮膚を切り裂き、切っ先は繰り出された前足の肉球から覗いている。
 鍔近くまで肉に埋まったサーベルの柄に血が伝い、バルセロのグラブをさらに赤黒く、禍々しく染めた。
 その上で、バルセロは無理やり刃を捻る。ヘルハウンドが手を引っ込めるより素早く、レバーを起こすようにサーベルを立てた。皮が内側から斬られ、夥しい量の血が溢れだす。しかし、構うことなくバルセロはそのまま下へサーベルを突き立てる。
 薄いサーベルの刃は、ちょうど石床の継ぎ目に埋まり前足を止めて見せた。




アヒルさんに攻撃だ!

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