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小説の続き 


最近、小説を書こうとパソコンを立ち上げると
いつの間にかペンタブを握っている自分がいる。


 

激痛と、怒りと、自らの血の臭いに番犬は目を血走らせる。
「イリーナ」
「うむ」
 石の台座の前で待機していた彼女が頷き、琥珀色の瞳に獣を写した。
 そして、両腕を軽く広げ唇を開く。
 凛冽な声が、番犬の唸りと重なった。
「其によって、汝が名を。其によって、汝が声を。其によって、汝が生命を」
 ヴン、と低く風が吹き抜けるような音。イリーナの広げられた両腕、その間に円盤の様な方程陣が出現する。
「其において、汝が全てを、ここに奪わん」
 ふ、と方程陣が消えた。
「!」
 アリシアは思わず目を見張る。
 方程陣が消えた直後、イリーナの両腕が炎上した。
 白い、煙のような炎。先ほどバルセロの札を燃やしたそれと同じ物が彼女の両腕を包んでいた。光を発せず、煙も出さない火を纏い、彼女はただ静かに怒りに狂うヘルハウンドを向く。
「来い、番犬」
 その呟きに答えるように、番犬のもう一方の前足がイリーナの腹を貫いた。
「イリーナさッ……!」
 叫びそうになったアリシアをバルセロが留める。
「大丈夫だ」
「……え?」
 彼女と同時に、ヘルハウンドも狼狽した。
 確かに致命傷を与えたはずの少女が、目の前で、まるで煙のように『消えた』。
「何処を見ている?」
 とん、とイリーナのつま先が『天井を』蹴る。
 ふわり、と番犬の鼻先に降り立った彼女は、全くの無傷だった。
「さぁ、終わりにしよう」
 ヘルハウンドに両腕をかざす。
 音も無く、白い炎が番犬の身体に燃え移る。そこからの変化は劇的だった。
 臭いも、音も無く、まるで細かい砂で作った物に息を吹きかけた時のような、炎が舐めた場所が白い灰に変わっていく。
 数秒後、まるで全ては幻であったかのように、炎が消えた時残ったのは灰だけだった。灰の荒野のような白い灰。
「うむ。あっけなかったな」
 ぱんぱん、と手を払いイリーナは振り返った。



アヒルさんにダイレクトアタック!

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